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「淡路オレンジ」普及策を

兵庫農民連が県などに申し入れ


 兵庫県連は、幻のみかんといわれている「淡路オレンジ」を全国に普及させようと取り組んでいますが、十一月十一日に県農林水産部、五日には北淡路農業改良普及センターと県洲本農林水産事務所を訪れ、振興施策の確立を求め申し入れました。

 淡路オレンジは三百年前に外から入ってきたみかんの種から自然になったもので、明治以降、淡路島全島に広がり、「鳴門みかん」ともいわれ、夏場の柑橘としても魅力があります。津名町で四割以上が栽培されています。

 申し入れには、津名町の生産者の山口章光さんや県連の井ノ口副会長、植村事務局長らが参加。県では農産園芸課の前川往亮課長らが応対。前川課長は「淡路オレンジの位置づけは、今も継続して振興をはかることになっている」と回答しました。

 北淡路農業改良普及センターの結城所長とは、今後は資料を整理したり、有識者の意見も聞き、商品としての評価を考察し、生産者との懇談も行っていくことを確認しました。

(農民連淡路農業を守る会 蛭子智彦/新聞「農民」1999.12.13付)
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1999年12月

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