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東北・北海道ネット

産直米供給の発展へ

西東京の米穀店で餅つきなど多彩なイベント


 農民連東北・北海道産直ネットワークは、東京都の米卸業者、城南食糧を通じてお米を供給している西東京地域の米屋さんとの取り組みを発展させるため、十一月二十七日、東大和市にある山崎米店芝中販売所で農産物直売などのイベントを行ないました。

 この日、店を囲むように隣接している団地や近所のお客さんが大勢押し寄せ、お米や新鮮な野菜を始め農産物を嬉しそうに買って行く人の姿が見られました。餅つきには子どもから大人まで黒山の人だかり。その場でこしらえた会津の手打ちソバを食べたお客さんは、「美味しい」と舌づつみを打っていました。

 山崎米店では、地域にチラシを二回入れ、お米を購入したお客さんに「つきたてお餅引換券」と「くじ引き券」を配布。農民連は販売用のリンゴや白菜、大根、ネギ、トマト、ホウレンソウ、雑穀をはじめ、赤カブ漬、国産大豆のしょうゆや納豆などと合わせて、豪華景品が当たるくじ引き用の物産を持ち込み、北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島の各農民連から二十二名が参加。城南食糧からも五人が応援にかけつけました。

 東北・北海道産直ネットワークは、今年九月からスタートした米卸を通じた米屋さんとの取り組みに、整粒七割以上の品質の米のみを出荷してきました。今年の東北地方は猛暑とカメ虫によるお米の品質低下に見舞われたため、銘柄によっては十分供給できないこともありましたが、逆に米屋さんに良い物を供給しようとしている姿勢が伝わり、注目されています。

 今後「ほくほく北の国から」と銘打った専用米袋で、ネットワークのお米が消費者に届けられることになっています。

(産直協 森吉秀樹/新聞「農民」1999.12.13付)
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1999年12月

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