各地の話題
神奈川の産直組織「手をつなぐ会」創立20周年祝う会開く神奈川県内の生産者と消費者が作った産直組織「生産者と消費者が手をつなぐ会」の「二十周年記念を祝う会」が百人以上が参加して、十月三十日、厚木市で盛大に開かれました。高橋康雄会長のあいさつの後、五つの分科会に分かれ、生産者・消費者・業者が膝を交えて語り合いました。全体会では「産直を続けてきてよかった」(野菜生産者)、「豚コレラのワクチン廃止に反対していく」(畜産農家)、「他の量産品とは違ういいものを作っていきたい」(加工業者)、「産直と一般流通の違いをもっとしらせてほしい」(消費者)といった声が紹介されました。 続く第二部はレセプション。生産者と消費者の輪があちこちにできました。 (神奈川農畜産物供給センター 宮崎 益美)
猿害防止の電気柵設置で喜ぶ農家東京・八王子猿による農作物の被害を受けていた東京都八王子市小津町に被害防止の電気柵が設置され(写真)、地元の農家から「安心して野菜を作れるようになり大変よかった」と喜ばれています。農家の人たちは、猿の被害に悩まされていましたが、「小津の農業を守る会」が中心になって運動をすすめ、自治体へ被害対策を要求して実現したもの。被害対策のモデル事業として電気柵がこの春、九軒の畑(九十八アール)に設置されました。 電気柵が設置されてからは、猿が何十匹と群をなしてくることも少なくなっています。電気柵内の畑には、秋の野菜、ダイコンや白菜、ニンジンなどが栽培されています。 他の地域では、いまも被害を受けており、電気柵の設置が求められています。
東京の新婦人と米産直交流会岩手・北上市で十月二十三〜二十四日、岩手県北上市で「東京の新婦人と岩手の農民連のお米産直交流会」が開かれ、新婦人からの参加者は去年を大幅に上回る三十七人。二十三日は餅つきと手づくり芋の子汁で歓迎。続いて籾すりの実演。宿泊は夏油温泉へ。翌日は「湯田牛乳公社」の牛乳工場などを見学しました。 (岩手県農民連 岡田現三)
(新聞「農民」1999.11.22付)
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[1999年11月]
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