大豆畑トラスト運動の中から誕生

「農民連醤油」を発売／12月から

　遺伝子組み換えでない農民連の丸大豆仕込み醤油が出来あがりました。販売者は農民連関東ブロック協議会で十二月から発売されます。

　この醤油は、昨年から取り組まれている大豆畑トラスト運動のなかで、農民連会員らが栽培した国産大豆を原料にした醤油が造れないかと埼玉県妻沼町の醸造会社「きんまる星醤油」と懇談を重ねて実現したものです。

　今回できあがる醤油は、埼玉と茨城の農民連会員の丸大豆を仕込んだもので、一リットル詰めで約二万本できます。このあと関東各県連の大豆を仕込んで造っていくことになります。

　大豆の自給率は三％、小麦は七％。市販されている醤油のほとんどは、遺伝子組み換えのアメリカ大豆から油をしぼった後の大豆かすと輸入小麦で醸造されています。農水省が二〇〇一年四月から実施する遺伝子組み換え食品の表示対象からも醤油ははずされます。

　農民連関東ブロック協議会の醤油は、農民連会員が収穫した遺伝子組み換えでない丸大豆と埼玉県産の小麦、天日塩を使い、自然の温度で一年以上じっくりと発酵、熟成して造り上げました。合成保存料はいっさい使っていません。

　ラベルには、茨城・常陸野農民センター久保田紀子さんの筆による「醤油」の文字が大きく書かれ、右肩には農民連マークを入れ、「遺伝子組み換えでない農民連の丸大豆仕込み」、左に「安全で安定した食糧は豊かな日本の大地から」と書かれています。大豆トラスト運動の中から生まれたことがわかるように、消費者と生産者が共同で開発したことも明記しています。

　価格は、一リットル詰め五百二十五円（消費税込み）、送料は十五本以上無料。

　全国のみなさんのご利用をお待ちしています。〈申し込み先〉産直ネットワークいばらぎ（茨城農民連）Tel. 〇二九―二九二―八七三二　Fax. 〇二九―二九二―八七三三