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話題の人

WTOおじさん

出かけた先で農民と対話「改定するしかない」と熱弁/新潟の山上さん


 山上九二栄さん(67)は、昨年六月、新聞「農民」を購読し、すぐ会員になりました。家族で七ヘクタールの水稲を栽培する専業農家です。

 山上さんは以前から持論として「WTO協定は改定しなければ農民の生活は守れない」と言ってきました。加入後もさっそく、米価審議会や中央行動に参加。自民党への米関税化反対の要請行動では、米輸入はしないという三回の国会決議の重みを追及しました。

 こうした行動を通して、いっそうWTOを改定しなければ、との思いを強くし、集落の集会などで農業関係者に熱っぽく訴えています。

 農家の溜まり場の農機具店や肥料店では農家と対話し、「ともに農業を守ろう。そのために農民の立場に立っている新聞『農民』を読んでほしい。このままあきらめていたのでは、”土用の用水のひなた雑魚”になるよ」と新聞「『農民』」を拡大してます。

 結成以来、毎月拡大を続けている西蒲農民連のなかでも、頼もしい「WTOおじさん」です。

(新潟農民連・今井健/新聞「農民」1999.11.1付)
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1999年11月

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