各地で99グリーンウエーブ行動賑わう夜の商店街で…「だだちゃ豆小唄」もヒューマンファーマーズ出演“食と農守れ”と訴え/山形・田川
♪いつの頃から消えてしまった菜種の花がいまよみがえる♪の歌声。ヒューマンファーマーズ(五人)を招いての山形・田川食健連のグリーンウエーブが十月十六日に鶴岡市の山王町商店街のナイトバザールと共同で行われました。 市の中心にある山王町商店街は、駅前や郊外の大型店による影響で年々売り上げが低迷。「何とか商店街に活気を」と、六年前からナイトバザールが始まり、五月から十月までの月一回(土曜日の夜)開催しています。これまで田川農民センター野菜部会では、組合員が野菜や漬物、おこわなどを持って参加してきました。今回のナイトバザールが今年の最後の催し。 会場には、食健連加盟の新婦人、民商、生協、医療生協の人たちが次々にやってきます。農民センター組合員が新鮮な野菜、つきたての餅を直売して市民と交流しあいました。 トラックの荷台の特設ステージでは、ヒューマンファーマーズの北嶋誠さんが夏に来た時に即興で創った「ご当地ソング・だだちゃ豆小唄」も披露され、会場に笑い声があふれました。途中、雨で中断しましたが、ヒューマンファーマーズのみなさんは、最後まで頑張って歌いました。 今回の取り組みは、地元商店街との協力・共同の運動がさらに発展していく新たな第一歩になりました。 (田川農民センター・菅井巌)
愛知第十回愛知食糧メーデーが秋晴れの十月十七日、名古屋市港区の港北公園で開かれ、近所の住民を含む千五百人が参加しました。愛知食農健(農民連、愛労連、新婦人、名勤生協労組、全農林東海農政局分会、全農労名古屋地本、全林野名古屋営林支局分会など二十団体以上の構成)が中心となって取り組んでいるもので、名古屋港周辺の恒例行事となってきました。農民連の野菜はあっという間に売り切れ、つきたての餅は不足、西尾食農健による大鍋の「イモ煮」には竹のどんぶりを使い、大好評。全林野名古屋営林支局分会のコーナーでは「檜のプレートに名前を彫り込んでもらえる」と多くの人だかり、医労連のテントでは「体脂肪を測定してもらえる」と食べ過ぎが気になるお父さんたちが測定器に乗っていました。 午前十一時からメーデー集会。早崎英夫実行委員長(県農民連会長)の開会あいさつの後、愛労連の伊豆原副議長は「食健連運動をもっと大きく発展させたい」と決意を表明しました。 トラックを利用した特設舞台では、農民連食品分析センターで活躍する理学博士の杉田史朗氏も特別出演してミニコント「くらしのなんでも鑑定団」が演じられました。このなかで鑑定士に扮した港湾労働者や清掃局職員が、「国産大豆一〇〇%」と書かれた安売り豆腐や添加物の多く入ったコンビニ弁当などを鑑定しました。 杉田氏は新米・古米判定の実験をしたところ、参加者から「オー、新米は緑、古米は橙色だ!」と驚きの声が上がりました。 会場では、新聞「農民」読者が四人増え、大豆畑トラストへの申し込みもありました。 (愛知県連 土屋元義)
十八日のキャラバン出発式には、県農協中央会を代表して三浦俊男参事が「この三十年間減反が連綿と続いている。私は疑問に感じている。また、エサ米に回すことには憤りを感じる。国・政府にはっきり要求すべきことは要求しよう」とあいさつをしました。 十日には、東青農民組合と新婦人青森支部との「稲刈り交流会」が蓬田村で行われ、約三十人が参加しました。参加者は、大豆部会で収穫した枝豆、手作り豆腐、新米のおにぎり、きのこ汁などを満喫しながら交流を深めました。 栃木=栃木農民連と新婦人の収穫祭は十月三日に行われ、近所の人が飛び入りするなど約百人が参加しました。医療生協の仲間も参加し、健康相談や血圧測定も行われました。
(新聞「農民」1999.11.1付)
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[1999年11月]
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