自然の中での農業体験は最高YAC(ユースアグリクラブ)の学生が感想文ユース・アグリ・クラブ(YAC)がとりくむ農業ボランティアが、たいへん好評です。「自然いっぱいの中で、汗だくになって働くって最高!」「自分にとって、とてもためになった」という青年たち。福島、群馬、千葉に行った三人の学生から感想が届きましたので紹介します。
農業は奥が深い福島県小高町の三浦広志さんの家に行った荒真澄さん(東京農大一年=19)五日間の「みうらふぁみりー農園」での作業は、どれも新鮮でした。ネギの皮むきをやった時などは、この作業の末に、いつも食べてるネギがあるのかと思うと、食べ残すことはできないなと感じました。稲の一年間の作業は、土や水の管理がたいへんで、私が想像していたのより手間がかかる作業だとわかりました。いくら機械化されても手作業は残る。農家は経営者にもならなくてはいけない。知られざる農業のたいへんさがたくさんある気がしました。農業は奥が深い! 作業をやったり、話を聞いて思うことは、自分が農業について、いかに無知かということです。頭の中でいくら考えていても、現場を知らなければ結局、何もわからない。アジアの農業に興味がある私は、海外に出て実際に体験することが大切だということ、海外へ行ってみたいという気持ちがさらに強まりました。 一番の思い出に群馬県利根村の井上嘉輝さんの家に行った山田万祐子さん(東京農大三年)今回の農業実習は、一言で言うと、本当に充実していて楽しかったです。トマトの収穫、ダイコンの収穫、箱詰め、今まで経験したことのないことを、いろいろやらせてもらいました。朝五時から夕方六時まで一生懸命になると、すぐに時間が経ってしまい、一日が終わってしまうという感じ! 夜は「4Hクラブ」の集まりに連れて行ってもらい、若い女性の農業者の話を聞いたり、交流を深めることができました。今まで私は、いろいろな所に実習に行っていますが、今回の実習は一番思い出に残る楽しいものでした。私は農大生で、少しは農業とは、農家とは何かということがわかりますが、文系の人、農業を全然知らない人にぜひ行ってもらいたいと思います。土に触れ、植物に触れ、自然いっぱいの中で働くって最高です。 農家見習って千葉県船橋市の斉藤敏之さんの家に行った金沢賢さん(東京農大二年=20)今回、農業実習という面だけでなく、斎藤さんが携わっている産直運動や兼業農家の実際を垣間見ることができて、自分にとってとてもためになりました。僕自身、大学のサークルで野菜を育てているので、サツマイモの収穫、ジャガイモの植付け、ハクサイの播種などの作業をやって、農家がいろいろな工夫をしていることを見習って、畑で実践してみようと思いました。大学の畑が落ち着いたら、またお伺いさせてもらおうと思っています。
(新聞「農民」1999.10.25付)
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[1999年10月]
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