「農民」記事データベース991025-425-05

みごとに波打つ白い穂

長野から送られた「白毛餅」の趣旨、滋賀の田圃で収穫


 新聞「農民」三月八日付の記事が縁で、“絶滅寸前の餅米”白毛餅の種子を、無理を言って長野県上伊那農民組合から送ってもらいました。

 気候、風土の違いもあり、栽培に若干の心配もありましたが、五月八日の田植えから、九月十六日の収穫まで何とかこぎつけました。草丈が長くなりましたが(約一メートル)、台風に遭うこともなく倒伏をまぬがれ、収量も当方の品種に比べて見劣りしません。

 写真(省略)は、穂の出揃う七月下旬、見事な白い波が田一面に波打ちました。出会いの機会を与えてくれた「農民」に感謝しています。

(滋賀県草津市・大橋輝雄)


稲刈り交流会に200人参加、大賑わい/大阪・能勢町

 大阪・能勢町で十月十一日、新婦人との稲刈り交流会を開きました。昨年はダイオキシン報道で、中止だっただけに、今年は例年を上回る百十三家族二百名が参加し、米産直農家五十人と交流しました。

 鎌をもっての稲刈りのあと、農家手作りのお握りと栗ご飯、豚汁やマスの塩焼き、ゆで栗やかき、新米のおろし餅や黄な粉餅でおなかもいっぱい。子どもたちは魚のつかみ取りと木工細工、お母さんは環境にやさしいタワシづくりとイベントも盛りだくさん。

 今年の目玉は、農家女性との懇談会と新米・古米の判定試験。大阪府生活改良普及員の服部愛子さんを囲んだ懇談会では、農業の中心的な担い手としてまた新しい町おこしの主役として頑張っている、農村女性の三十年来の生き様が生き生きと語られ感慨を深くしました。

 新米・古米の判定では、産直米以外の市販されている十一年産米から三〇%〜五%の古米が出てきたのには驚きの声が。秋晴れの中で、自然をいっぱい満喫し、新しい鋭気を取り戻した交流会でした。

(大阪府連・原)


新婦人の稲刈りツアー交流/北海道・空知

 新婦人北海道本部と空知産直センター共催の稲刈りツアーが、九月二十六日、産直センターの新婦人の田んほで開かれ、七十九人の親と子どもが参加しました。
 稲刈りの後は、昼食と交流。新米のご飯にカレーは、おかわりが多く、ご飯が足りなくなるほどでした。
 交流は、子どもたちからいろいろな質問が出て、生産者がそれに答えていました。

(新聞「農民」1999.10.25付)
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1999年10月

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