米投げ売り反対緊急集会200人参加/北海道・空知中央農民組合
北海道の空知中央農民組合は九月二十九日、岩見沢市の峰延農協倉庫前で「米の投げ売りをやめさせる緊急集会」を開きました。米の収穫が終わったばかりのなか、農民組合員、新婦人、労働者など二百人が参加しました。 農民組合の役員会が八月に開かれた時、「減反しながらも、売れる米を作れと言われるなかで頑張っている。それなのにラーメン一杯分の値段で米(一俵六十キロ)をエサ米に回すなんて許せない。黙っていないで、ぜひとも反対集会をすべきでは」ということりなりました。農協や農民協議会(民主党や自民党候補を推す団体)に「共同して集会を開こう」と申し入れましたが、断られました。 集会では、三人の組合員が「今年はカメムシ被害を受け、大幅な減収になり、年末が大変だ」「みんなで力を合わせて頑張っていこう」などと発言しました。最後に「外米の輸入を削減し、エサ用に米を投げ売りすることをやめること」「政府米の買い入れ数量を増やし、買い入れ価格を引き上げること」などの集会決議を採択し、農水大臣、北海道知事などに送りました。
(空知中央農民組合・富沢修一/新聞「農民」1999.10.25付)
|
[1999年10月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-1999, 農民運動全国連合会