読者が作るページ米投げ売りとは何事か!
消費者としても許せません和歌山・樫谷和子今年も新米がとれる季節となりました。作況指数一〇〇を超えた分の政府の米買い入れ値が六十キロ六百円と、まったく農民をバカにしています。米作りをやめさすためのいやがらせです。私たちの主食である米を作らせないなんて、とんでもないことです。消費者と生産者が、いまこそがっちり手を組んで、米作りを続けていけるよう、私たち消費者ももっと頑張らねばと思います。私は新婦人産直小組に入っています。
コメ輸入やめ米価の安定を北海道・井上 勤農水省は三十万トンを農家負担でエサ米に処分する方針を明らかにしましたが、許せません。私たち消費者は安全な国産米を望んでいます。まず、コメの輸入はやめること。そして、生産調整ではなく、世界的規模での食料不足に対処すべきです。さらに米価(生産者)を保証して安心して営農ができるようにすることです。いまこそ、生産者と消費者の団結が重要です。がんばりましょう。
世界の食料不足国の援助に岐阜・日比玲子米一俵(六十キロ)が「六〇〇円」、こんな農民をバ力にしたことありますか。消費者としても腹が立ちます。主食の米だけはせめて輸入をやめて、豊作であれば世界の数億の人々が飢えているのに!。軍事大国へ突っ走るのではなく、お米の国際貢献をすればどんなに多くの人が一日でも長生きできます。南北の格差の解消にも役立つことなのに!
エイズ事件と同じ危険が…愛知・山本京子「他国が排除した遺伝子組み換え食品が日本にどんどん入ってくる」という記事(八月九日付)を読みました。キケンとわかっていて、患者にキケンな薬を投与したエイズと同じだと思いました。政府はいのちを守ることよりも、金もうけを優先しています。国民は賢くならなければ、生きていかれません。将来がたいへん。
家族守るため憲法を守ろう東京・大崎潤一男性は妻に先立たれるとショックが大きいといいます。もし戦争になって妻子を失うことになれば、残った男性も生きていられない。「妻子を守るために軍拡を」という人もいますが、逆ではないでしょうか。自分とみんなの家族を守るためにも憲法九条を大切にしたいです。
無農薬の大豆畑を守る苦労東京・為我井雅子千葉・東総農民センターの大豆トラスト畑にハスモンヨトウ虫が昼も夜も大活躍し、大豆の坊やがヘルプ、ヘルプとオーナーのみなさんに助けを求めています。今夏の猛暑のせいか、ハスモンヨトウ虫が大発生、大豆の葉っぱが葉脈だけになりそう。薄紫の花が結んで実がつきはじめたのに。なんとかしようと、私と仲間数人が大豆畑にでかけ、ハスモンヨトウ虫と大格闘。見つけ次第、軍手をはめた手でつぶしましたが……。今年も大豆には殺虫剤はまったくかけていません。無農薬で作物を作る苦労を知りました。六匹わが家に飼っていたのに、数日して「ガ」になって逃げ出してしまいました。大豆の坊や、まけるなよ。
(新聞「農民」1999.10.11付)
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[1999年10月]
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