農業委員らの協力得て米投げ売り反対、4千人分の署名茨城県西農民センター
茨城県西農民センターと県西産直センター水海道支部は、「米投げ売り反対」請願署名をわずか二週間で四千筆を集め、八月末に金子満広衆院議員に提出するとともに、引き続き署名に取り組んでいます。 県連顧問で水海道市農業委員の渡辺洲平さんが農業委員会で「米投げ売り反対」の意見書を提案、全会一致で決議され、これにもとづき個人署名の取り組みを提案しましたが、賛同が得られませんでした。そこで、農民センターと産直センターの支部で取り組もうと話し合い、県西食健連の役員にも申し入れました。 支部では、「総選挙の争点になるよう、大規模にやろう」と八月中旬から取り組みを開始。土地改良区や共済組合の役員、農業委員など約五十人を手分けして訪問、一人十枚の署名用紙を手渡し署名集めを要請しました。仕方なく受け取った人も署名に歩くと、どこでも農民の怒りの声が出され、元気になり、励まされ、大きな運動に広がっていきました。 渡辺さんは「『情勢は地球的に見て、運動は草の根から』を合言葉にして総選挙を視野に入れ、いままで話し合えなかった人との結びつきを広げることを重視した。署名を集めてくれる人を増やすための取り組みを展開した」と話しています。 また、県西食健連会長の西山克彦さんは「初耳だといって、誰もが怒り、集落の区長や班長までも署名集めに協力してくれた。農村の変化を感じた」と指摘しています。 新婦人つくば支部も連日宣伝行動茨城県の新婦人つくば支部は、「農民の方がお米を作らなくなったら大変だ。多くの人に知らせよう」と「米投げ売り」に反対する宣伝カーを九月六、七、八、九日と連日出して宣伝しています。また、新聞「農民」号外を五百部を取り寄せて新婦人会員などに配布しています。
新潟県連新潟県連は、九月の市町村議会に向けて「米投げ売り反対」の請願書・陳情書を採択するよう八月三十日に請願の受け付けを締め切った三市を除く県内百九の議会へ送りました。下越農民センターの笹神、水原、京ヶ瀬、豊栄の各支部では会議を開き、取り組んでいます。豊栄支部では九月四〜六日に市議会七会派代表者宅を訪ねて、紹介議員になってくれるよう要請、対話を進めています。 西蒲農民連や県央農民センターでは、取り組みのなかで読者を増やしています。
(新聞「農民」1999.9.27付)
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[1999年9月]
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