「農民」記事データベース990816-417-08

台風と長雨続きで

早生水稲に大打撃

宮崎


 宮崎県の早生水稲は、収穫に入った途端、台風五号、六号の影響で黄金色に色づいた稲が倒伏。今年は昨年に比して順調に生育し、久ぶりの豊作だと喜んだのも束の間、米価が下がって(昨年同期比で一俵千円安)いる上に、思わぬ長雨の被害で農家は途方に暮れています。

 七月二十五日から降りはじめた雨は、局地的には一時間に三十ミリを超し、断続的に降り続いています。
 二十八日現在で県が発表した被害額は七億一千二百万円。その後も収穫ができないので増すばかりです。すでに穂発芽が始まっており、コンバインの入らない田んぼでは、手刈りで収穫作業を行っていますが、モミ乾燥場の順番待ちもあってはかどっていません。

(宮崎県連・村尻勝信/新聞「農民」1999.8.16付)
ライン

1999年8月

HOME WTO トピックス&特集 産直・畜産・加工品 農業技術研究
リンク BBS 農民連紹介 新聞「農民」 農とパソコン

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-1999, 農民運動全国連合会