沖縄パイン産直が始まります新ガイドライン法でいっそう緊迫する基地の島石垣市、東村から出荷
沖縄のパインアップル、今年もいよいよ出荷が始まります。沖縄はすでに梅雨も明け、気温も三〇度くらいになっています。例年ですと六月から出荷が始まるのですが、今年は二十日間ほど出荷が遅れており、小ぶりのパインが多いとのこと。パイン産直の窓口になっている産直協にはすでに出荷の問い合わせが殺到し、本格的に出荷が始まるのを今か今かと待っている状態です。 米軍基地により抑圧され続ける沖縄の経済と農業発展のため、沖縄の農民と連帯しようと始まったパイン産直。この三年間に米軍基地と平和をめぐる状況は大きく変化しています。今年五月にはアメリカが起こす戦争に日本が自動的に協力する新ガイドライン関連法案(戦争法)が国会で成立し、国境の島である石垣市では大浜市長が新ガイドライン法案が成立しても市としての戦争協力は拒否することを明言しています。 東村では、名護市沖への海上ヘリポート建設案に代わり、東村のパイン畑にかかる森林地帯への移設案が浮上するなど、基地と平和の問題は、地域経済の発展と暮らしにかかわる大問題です。 産直運動全国協議会では米軍基地撤去の運動と連帯し、沖縄経済と農業発展につながるパイン産直に今年もとりくみます。
▽価 格 一箱三千五百円(送料込、九キロ)(一箱五〜六個入か七〜八個入)
(森吉/新聞「農民」1999.7.12付)
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[1999年7月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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