1999年7月
■1999年7月26日(第414号)
- 再発見!日本の食と農の大切さ/新婦人東京が産直10周年夏まつり
- 新婦人産直10周年「東京夏まつり――食と農いのちまもる輪をひろげて」が7月11日、東京・昭島市のメッセ昭島で盛大に開かれ、親子連れや家族ぐるみを含め3500人が参加しました。
- 米の投げ売りやめよ/各地で広がる運動
- 各地の農民連組織は、全国代表者会議の方針にもとづき、「米の投げ売り強要をやめ、食料自給率引き上げを求める」請願署名を持って、県農協中央会や単協に協力・共同の申し入れや署名に取り組むなど、各地で大きく盛り上がっています。
- 国民の立場か、業界の立場か/遺伝子組み換え食品、問われる表示問題
- 遺伝子組み換え(GM)食品の規制強化、排除の動きが世界各地に広がるなか、日本ではいま、どの様な表示をするか――国民の立場か、業界の立場かが鋭く問われ、GM食品問題はWTO協定(世界貿易機関)次期交渉にもかかわる大きな政治問題になってきています。
- インタビュー/産直運動10年、21世紀に向け新たな発展を
- 第115回中央委員会(6月6日開催)で産直運動の新たな発展をめざす方針を決めた新日本婦人の会・高田公子副会長に聞きました。
- 農業技術研究グループが交流会
- 「神奈川土つくり研究会」と「農の会」の農家が腕によりをかけて作った農産物を持ちより、試食しあいながら研究結果を発表、学びあう交流会が開かれました。
- 大豆畑トラスト運動/福岡の2か所で種まき
- 福岡・みのう農民組合が呼びかけてきた「大豆畑トラスト運動」。7月11日には、吉井町で種まき交流会がおこなわれました。
- 東京マル果グループと懇談
- 農民連は全国の組織に呼びかけ7月14日、上尾市場で東京マル果グループとの懇談をおこないました。
- 和歌山・紀ノ川農協を訪ねて(上)/地域に野菜作り呼びかけて1年
- 産直協・斉藤敏之事務局長がレポート。
- 自然や農業を大事にする国、スイスを訪ねて
- 伊藤敏夫(新潟県)
■1999年7月19日(第413号)
- 全中が示した“米投げ売り”構想
- 全国農協中央会(全中)は7月8日に開いた理事会で、来年以降の減反対策と米の“投げ売り”構想を打ち出しました。政府が自民党に示した案とそっくり同じもの。
「米投げ売り」緊急事態で7月8日、農民連は全国代表者会議を衆院第二議員会館で開催。27都道府県から約70人の代表が参加し、今後の運動方向を確認、たたかいの意思統一。7月9日、秋田県連がさっそく県、農協などに要請しました。
- 真に明日の食料・農業・農村のために役立つ基本法を
- 参院農水委中央公聴会での農民連小林節夫代表常任委員の公述(1999年7月6日)
- 新農基法案が可決成立
- 農民連の仲間がかたずをのんで見つめるなか、新農基法案(食料・農業・農村基本法案)が7月8日、参議院農林水産委員会で採択されたのに続いて、12日の参院本会議で可決・成立しました。
- ユースアグリクラブが農業がわかる講座
- 農業を将来やりたい・関心があるという青年でつくるユースアグリクラブ(YAC)と民青同盟東京農大班は7月8日、「農業がわかる講座―中山間地でどっこい元気に農業している人がいる」を東京・世田谷区で開催しました。
- 大豆トラスト畑で種まき
- 7月4日、千葉県東総農民センターの大豆トラスト畑で種まきを行いました。
- 牛乳工場と養豚場を見学
- 新婦人長野県本部の会員10人は6月26日、南アルプスと中央アルプスを望む天竜川ぞいに開けた高森町にある農事組合法人・市田酪農と駒ケ根市の駒ケ根共同養豚場の見学ツアーを行いました。ほかに記事3本。
- 滋賀・栗東町で農民組合結成
- 滋賀県栗太郡栗東町の農民6人が6月15日に栗東町農民組合を結成しました。
■1999年7月12日(第412号)
- 乳業リストラによる工場閉鎖反対
- 明治乳業から賃金・昇給の差別を受け、その撤回を求めてたたかっている争議団の人たちはいま、会社が突然打ち出した“市川工場の閉鎖”反対の運動を、地域経済を守ることと合わせて進めています。
- 激化する種子争奪戦
- 欧米や日本など先進国の政府、バイオ企業はいま、南米やアジアの熱帯雨林地方に研究者を派遣して、種子や遺伝子資源の収集・争奪戦を行い、途上国との間で摩擦を生んでいます。
- 減反100%やっても余ったら――
- “減反を100%やっても米が余ったら、生産者がエサ用や援助用に1俵600円で投げ売りすべきだ”――政府は、こんなとんでもない政策を検討しています。
- 世界に広がる遺伝子組み換え食品ノー!
- EU諸国を始めアジア、ラテンアメリカなど世界の各地では、自国の食料、農業守れとGM食品の規制、ボイコット運動が大きく燃え広がり、WTO次期交渉の大きな焦点に浮上しています。
- 食糧政策研創立20周年記念シンポ
- 食糧政策研究会6月25日、東京都内で創立20周年を記念してシンポ「WTO体制下のコメと食糧」を開きました。
- 沖縄パイン産直が始まります
- 新ガイドライン法でいっそう緊迫する基地の島、石垣市、東村からの出荷です。
■1999年7月5日(第411号)
- 中学生の「自然教室」いま真っ盛り
- 横浜市立富岡東中学校の2年生232人が長野県飯山市・信濃平を訪れ、自然教室にとりくんでいます。
- 全国革新懇が第19回世話人総会
- 全国革新懇(平和・民主主義・革新統一をすすめる全国懇話会)の第19回世話人総会が6月19日、都内で開かれました。
- 機器整備緊急2000万円カンパを/農民連分析センター・石黒所長に聞く
- 遺伝子組み換え食品やブレンド外米、塩素系農薬も分析できる機器の設置のため取り組んでいる特別カンパについて、農民連分析センター・石黒所長に聞きました。
- ストップ!盗聴法/三党三会派が参加し6・24集会
- 「許すな盗聴法!(組織的犯罪対策法案)6・24大集会」(同実行委員会主催)が6月24日夜、東京・千代田区の日比谷野外音楽堂で開かれ、廃案を求める8000人の参加者であふれかえりました。
- 身勝手・横暴を地でいく次期WTO交渉とアメリカの態度
- 「次期WTO交渉で、日本にミニマム・アクセス米の輸入量拡大を要求し、将来は完全自由化を求める」――アメリカ通商代表部のバシェフスキー代表は6月23日、11月から始まる新ラウンドにのぞむ基本方針を表明しました。
- 共同の要求で一層運動の輪広げよう
- 6月6日、7日に開かれた全国食健連総会は、階層・業種を超えた運動を呼びかけ、来春、WTO協定改定を求める国際シンポジウムを開くことなどを決めました。
- 関東ブロックワイド版
- 関東ブロックの各県の取り組みをワイド版で紹介します(4ページ)。
- 読者が作るページ
- 読者からのお便りを紹介します。
- 農民連全国研究交流集会オプショナルツアーのご案内
- 8月24日から26日の予定で行われる農民連の全国研究交流集会後のオプショナルツアーを紹介します。
- “余暇で農業やってるの”
- 千葉の農民連組合員・吉野さんは税務署員の暴言に反撃し、還付金過去3年分の不当な返還をやめさせました。
- 笠木透「わが北嶋誠へ」
- 「菜の花」ライブで朗読され感動をよんだフォーク歌手・笠木透さんの詩「わが北嶋誠へ」を紹介します。
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