夏の信州、思いっきり満喫農民連全国研究交流集会オプショナルツアーのご案内
農民連の全国研究交流集会が八月二十四日から二十六日、長野県飯山市で開催されますが、交流集会後のオプショナルツアーを紹介します。夏の信州を思いきり満喫してください。平和への熱い思いと、農民のたたかいの歴史を探る三つのコースです。 ★Aコース=寺の町飯山伝統工芸と栄村「田直し」事業めぐり八月二十六日集会終了後→飯山市内仏壇・和紙伝統工芸→民宿泊。二十七日栄村「田直し」事業など村づくり見学→昼食(地場産品料理)★Bコース=安曇野コース(宿泊の関係上二十人まで)八月二十六日集会終了後→松代大本営跡(長野市)→安曇野(穂高町「ペンションさかい」泊・一泊二食八千五百円)。二十七日ちひろ美術館→貞享(じょうきょう)義民記念館→あずみ野ワイナリー(バーベキューで昼食・地ビール付二千五百円位)◎松代大本営跡……「第二次大戦で敗戦が濃厚」となった日本軍は、大本営を松代町(現長野市松代)に移すため、朝鮮の人々を昼夜の別なく過酷な労働につかせ、地下壕を掘らせた。そして、その完成前に日本軍国主義は敗れ去った。 ◎ちひろ美術館……安曇野は幼いちひろが遊んだところ。いわさきちひろの代表作をはじめ、画業の全体像を紹介している。入館料・大人八百円。 ◎貞享義民記念館……三百年前(貞享年間)、松本藩の過酷な年貢に苦しむ農民を救おうと、身を挺して立ち上がった人々がいた。多田加助を先頭に起こした騒動(一揆)の記念館。 ◎あずみ野ワイナリー……農民組合員が経営するワイナリー。 ★Cコース=別所温泉・塩田平八月二十六日集会終了後→松代大本営跡→田沢温泉(「富士屋ホテル」泊・一泊二食九千円)。二十七日青木村義民の碑・国宝大法寺三重の塔(見返りの塔)→別所温泉(国宝安楽寺三重の塔など寺めぐりと山本宣治、タカクラ・テルの碑)→「無言館」→昼食(千曲川川べりで鮎料理・二千〜二千五百円位)◎二十七日は、“義民の里”青木村の田沢温泉から、塩田平・信州の鎌倉といわれる別所温泉を一巡する半日コース。塩田平は鎌倉・室町時代の遺産が豊富にあり、「中世の残照」といわれている。 また、別所温泉安楽寺の境内には、右翼のテロで殺された労農党山本宣治の「生命は短かし、科学は長し」とラテン語でしるされた碑と作家タカクラ・テルの碑がある。少し足をのばすと、戦没画学生慰霊美術館「無言館」がある。画学生が出征前まで描き続けた絵画、家族や恋人に宛てた手紙など遺品をみると、戦争の悲惨さを追体験する機会となるでしょう。
(長野県連 宮沢国夫/新聞「農民」1999.7.5付)
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[1999年7月]
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