激動の情勢にふさわしい発展を全国革新懇が第19回世話人総会
六月十九日、全国革新懇(平和・民主主義・革新統一をすすめる全国懇話会)の第19回世話人総会が都内で開かれ、二百七人が参加しました。 各地、各層からの発言は情勢打開に向けた多様な要求運動や戦争法反対などの国民的な共同の広がり、いっせい地方選挙の取り組みが語られ、単なる懇談会ではなく行動する組織へと発展していること、草の根組織である地域・職場革新懇が新たに百二十四結成され六百三十二に到達した勢いを示すものでした。 一、いま情勢の見方が大切――悪法の連続強行は、政権勢力の強さの現れではない日本共産党の不破哲三委員長は、情勢の見方について発言しました。大局的な流れをつかむうえで大切なので概要を紹介します。
戦争法案(ガイドライン法案)が無理やり通ったりすると、落胆の傾向がどうしても生まれます。しかし、われわれが当面の悪政の強行に全力をあげて反撃し、これをくいとめるために頑張りながら、その対決を通じてどんな展望が開けつつあるかということもしっかりおさえる。これが革新懇運動にとって非常に大切です。 一、農村での地域革新懇結成をできるところからはじめよう「切実な要求にもとづく活動のいっそうの強化を」「広範な人々との共同をめざして現状打開の一致点を求める」「団体との懇談を旺盛に進めながら、当面、千の地域・職場革新懇を」という方針は、二十一世紀の中心問題の一つになる食糧・農業問題の打開にとっても重要です。(1)数十万農民連の建設や地域食健連の結成だけでなく、雇用問題や介護保険、戦争と平和の問題など農民の暮らしにかかわる多面的な要求を結集して政治を変えるうえで地域革新懇の結成が不可欠です。少なくとも単組のある地域で先頭にたって運動と組織化を進めましょう。 (2)革新・民主の自治体を維持・発展させることで、地域農業再生と地域経済を活性化する典型をつくりましょう。そのためにも農民連の建設と合わせて革新懇結成に力を注ぎましょう。
(新聞「農民」1999.7.5付)
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[1999年7月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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