「農民」記事データベース20240226-1590-11

旬の味


 暖冬になるとは言われていましたが、雪国の当地でも雪がほとんどないまま春を迎えそうです。田んぼでは白鳥たちが落ち穂をついばみ、庭先の木には小鳥が、絡んだツルの実を食べにやって来ます▼雪国ではありえない陽光に包まれ、穏やかな日々ですが、春から夏にかけてどんな気候になるのか、雪解け水が見込めない中で田んぼの用水は賄えるのかと春の作付けに向けて気がかりです▼高温に強いという品種の稲を紹介していただき、わが家も取り組んでみることにしました。それにしても、気候危機が叫ばれる昨今、汚職まみれの政権が打ち出す農政にはあきれます▼先日の農民連女性部の総会で長谷川敏郎会長の講演を視聴。「食料・農業・農村基本法改正案」では食料自給率そのものが放棄されている問題点をお聴きした直後に、“日本が海外から農産物を安定的に確保できるよう「輸入相手国への投資促進や必要な施策を講じる」と明記”との新聞記事を見てあ然としました。しかし逆に力が湧きます!

(蛙)

(新聞「農民」2024.2.26付)
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2024年2月

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