富山 氷見・小矢部と、
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液状化で穴の空いた田んぼ(小矢部市) |
論田地区は、中山間地直接支払い交付金などを使いながら棚田を維持・管理しています。棚田で作ったもち米で草餅の加工・販売を行い、地域を守ってきました。
以前から土砂災害の発生しやすい地域のため、県が集水井(しゅうすいせい)を設置し地下水をコントロールしています。過去の地震でできた湧水地をため池とし、ポンプアップしながら棚田に給水しています。
山を切り開いて作られた標高の高い場所にある棚田は、ひびが入り約50センチの深さで陥没していました。堂田さんは「水を張らないとわからないけれど、今年は作付けできないだろう」と言います。
ため池や周囲の棚田の被害を確認する藤原さん(左)と堂田さん(氷見市) |
地震発生後、2次被害が起きないように水を抜いたため池は、内側でひび割れ、外側で石垣のゆがみが発生し、水をためると危険な状態です。農園理事長の西野勝一さんは「ため池が機能しないと水を送れないが、決壊して下の住宅に被害が起きるのはもっと大変だ」と話していました。
田んぼに大きなひび割れができました(七尾市) |
2つの地域とも作付けできない水田があり、融資の返済もあって死活問題です。作付け不能水田への収入保障、水田やため池の本人負担のない復旧・修復への要求は切実です。藤原事務局長は農水政務官に対策を要請することを紹介し、「あきらめずに政府や自治体に対策を求めましょう」と激励しました。
引き続き募金へのご協力をお願いいたします。
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[2024年2月]
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