「農民」記事データベース20240226-1590-07

より安全な学校給食の提供と
有機農業を広げる会が総会

分析センター八田所長講演
富山・小矢部市


PTAを中心に働きかけ

 富山県小矢部市では2022年12月に開いた、映画「食の安全を守る人々」上映会をきっかけに、「より安全な学校給食の提供と有機農業を広げる会」が、昨年3月に3人の市議会議員や富山大学の酒井英男名誉教授の参加で「小矢部オーガニッククラブ」として設立し、2月4日に総会を開催しました。

 総会では、農民連食品分析センターの八田純人所長の「分析から見える!食の裏側」と題しての講演を57人の参加で成功させ、総会では昨年度の活動総括と今年度の運動方針を決定しました。

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八田所長の講演を行いました

 昨年は、子どもたちに、より安全な給食を願う世論づくりを、新日本婦人の会の協力で、市内9小中学校長とPTA会長への申し入れや、いくつかのPTA役員会で、農薬の危険性について説明。有機農業の意義や実践に必要な知識を得るために酒井顧問の講演会、会員ほ場見学、先進地視察、みどりの食料システム戦略政策の講演会等を行ってきました。

環境保全農業会立ち上げ

 昨年12月には、「有機米づくり講習会」を開催し、有機農業を支援する国の事業として、「環境保全型農業直接支払い交付金」の説明会を市農林課に依頼して、小矢部環境保全農業会という組織を立ち上げました。

 給食に必要な米を採用してもらえるよう市に働きかけ、徐々に採用量を増やしてゆくことを考えています。

(富山県農民連小矢部支部 荒木義昭)

(新聞「農民」2024.2.26付)
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2024年2月

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