「農民」記事データベース20240219-1589-10

福島県農民連女性部
総会兼ねてバスツアー

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農民連食品分析センター視察
私たち農民の“宝”です

 大型バスの中で意気込みを話し

 福島県農民連女性部は1月19、20日に、第30回女性部協議会総会を開催しました。

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明るく楽しい福島の女性たち

 今回の総会は東京・板橋区の農民連食品分析センターの視察研修を合わせて行うため、本部の入る社医研センターの会議室を借りて行いました。

 福島では単組の女性部活動が活発です。この間「魅力的な女性部に参加したい」と、2つの単組で会員を拡大しています。「今回の総会が県内の女性部員に会える初めての行事になるから楽しみだった」という初参加の方を含めて34人の参加があり、中型バスの予定を急きょ大型バスへ変更し、宿泊も2カ所に分かれるという盛況ぶりでした。

 東京へ向かうバスの中で「静かな汚染、ネオニコチノイド」のDVDを視聴し、分析センターへの募金が約3万5000円集まりました。DVDを見た感想や、研修への意気込みを一人一人が話し、バスの中はおしゃべりと笑い声、そして前に後ろにとまわってくるおやつで大にぎわいでした。

自分の目で見る 話を聞く
大切さ今日改めて実感した

 所長らの説明が分かりやすくて

 総会後、分析センターの成り立ちやこれまでの実績などを八田純人所長から説明していただき、実際に検査をしている所を見学しました。どんな手順で分析検査を行っているか、スタッフの説明も丁寧で、最終的に分析機械で調べるまでには地道で手間のかかる準備作業を行っていることが分かりました。

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地道な作業の大変さがわかりました

 参加者からは、「八田所長やスタッフの説明が分かりやすく面白かった。分析センターはなくしてはいけない施設だと分かった」、「これまで強化募金を呼びかけられてもよく分からなかったが納得した。支えていきたい」という感想が多く出されました。福島へ戻ってから、早速サポーター登録をした会員もいました。

 自分の目で見る、話を聞くというのは大事なことだと改めて思いました。今回は見学できなかった女性部員もいつかは現地を訪れ、食品分析センターの大切さを理解し、サポーターになってもらえたらいいなと思います。

 2日目は、豊洲市場(江東区)を見学し、充実の総会と視察研修でした。来年も女性部員が楽しめることを考えて実行していきたいと思います。


参加者の感想

 サポーターになる

▼ただ単純に「一度は行ってみたい」と思っていた豊洲市場に行けると思い、旅行気分で参加しました。けれど分析センターでの話は、心にしみました。

 家に帰ってからじっくり資料を読み、微力ですが一口サポーターになることにしました。

 センターの役割欠かせない

▼2日間の研修はどこに行ってもワクワクしました。

 食料と健康を守るために、分析センターの役割は欠かせないものです。これからもがんばってほしいと強く感じました。

 豊洲市場は魚や果物の姿にはなかなか出会えず、思っていたものとは違いましたが、おいしいおすしを食べられたので、よかったです。

 カンパで運営に誇り

▼バスの中で皆さんの話を聞き、参考になったり、共感したり、感心したりで、一体感に満ちていました。

 分析センターの八田所長の話は、同センターがいかに食の安全の防波堤になっているのかを痛感し、みんなのカンパで運営することの大事さや、同センターをがむしゃらに設立した農民連の会員でいることに誇りが持てました。


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東京都日の出町 折田ナナ

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三重県大台町 成田千恵子

(新聞「農民」2024.2.19付)
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2024年2月

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