農のこころ丸山美沙夫
種袋揃へ蒔き時待つひとり 長田ますみ 俳誌『みすゞ』から。「種物」は籾種以外の種子を区別して春の季語としている。穀物・野菜・草花などの種子類である。農家では春先に、何から蒔きつけするか、種袋を揃えておく。長年の経験から主に婆たちがその役割を果している。家族農家という絆の良さが、こんなところにも残されているのではないだろうか。
(新聞「農民」2024.2.19付)
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[2024年2月]
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