愛媛産直センター
生産者が「目揃え会」
晩柑の出荷基準を意思統一
農事組合法人愛媛産直協同センター(森井俊弘理事長)は1月4日、「目揃(ぞろ)え会」を西予(せいよ)市で開き、いよかんなど晩柑の出荷基準を意思統一しました。
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目揃え会で今年の状況を語り合いました |
昨年夏の猛暑と少雨で、晩柑も全体的に小玉ですが(いよかんもM玉が多い)、糖度と酸度は昨年同時期より高く食味のよいことや、肥料や生産資材の価格が値上がりして苦労していることなどが、生産者同士で話題に。
愛媛産直センターは現在53人の農家が出資して、全国のコープ(生活協同組合)や学校給食と提携して、みかん・かんきつ・レモンを出荷しています。センターでは一般的な慣行栽培と比べて農薬使用3割以上減をめざしています。日本生協連の適正農業規範(GAP)で点検して、安全・安心と持続可能な農業に取り組んでいます。
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コープぎふが来県
生産者と交流も
東海コープ事業連合を通じて、愛媛産直センターと取引のある岐阜県の「生活協同組合コープぎふ」(組合員約25万5千人)の理事と役職員5人が1月22、23の両日に愛媛を訪れました。
松山市潮見・門屋桂さん、八幡浜市保内・二宮裕基茂さんの園地で交流を行いました。
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門屋さんのいよかん園地で交流しました |
22日夜の食事会には、30年以上前からコープぎふとの関係を培ってきた、当時の事務局長・大野政信さん(農民組合県連顧問)も参加しました。
参加者は「かんきつ栽培の苦労や喜びを生産者から聞けてよかった。帰ったら他の役員にも話したい。おいしいミカンを買い支えたい」と感想を寄せました。
(新聞「農民」2024.2.12付)
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