能登半島地震
甚大な農業被害
農民連 長谷川会長現地入り
農民連災害対策本部は2月2、3の両日、能登半島地震による石川県内の農業被害の調査を行い、農民連の長谷川敏郎会長と石川農民連の宮岸美則会長が現地を視察しました。
大きな被害の出た内灘町では、西荒屋地区の住宅地と隣接する河北潟干拓地の酪農家を訪問しました。牧草地の一部が液状化した谷内潤二郎さんは「自力での復旧は、方法がわからずできない。行政との相談が必要だ」と話します。
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地震で液状化して水がたまった牧草地(内灘町) |
3日は能都町の養豚家、吉中伸一さんを訪れ、状況を聞き取りました。「年末の大雪で倒れた木を切っている最中に地震が発生した。地震が近づいてくる『ゴー』という地響きが聞こえた」と吉中さん。
豚舎の一部破損や、地殻変動で豚舎が波打ち、給水や排水が逆流するなど被害が出ました。「波打った豚舎は建て替えるしかないかと、息子と相談しています」と話していました。
(詳報は次号)
(新聞「農民」2024.2.12付)
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