北海道食農連絡会が宣伝
食料自給率向上は待ったなし
JA提供のパック牛乳を配布
北海道農民連や北海道農協労連などで構成する「食糧と農業を守る全北海道連絡会」(会長・宮入隆北海学園大学教授)は1月22日、札幌市内で5団体9人が参加し、北海道農協中央会から提供してもらったパック牛乳とポケットティッシュを配布しながら、資材高騰などで危機にある北海道農業の現状と食料自給率の引き上げを訴える宣伝行動を行いました。
北海道農民連の富沢修一書記長は「いま農民は輸入に頼るエサや肥料、燃料などの値上がりで本当に経営が厳しい。一方、農畜産物価格が生産コストに見合っていないため、このままでは農業、食料生産を続けることができなくなる」と訴えました。
|
訴える富沢書記長(左) |
道労連の中川喜征事務局長は「食費を抑えて最低賃金ギリギリで生活している労働者も多く、農業を守り国産農畜産物を食べるためにも賃上げが重要」と述べ、新日本婦人の会道本部の横井早苗副会長は「安全な国産農畜産物を食べたい思いで、北海道農業を応援しています」と訴えました。
30分余りで300個の牛乳を配布し終わり、「食料自給率の引き上げは大切なこと。がんばって」と励ましの声が多くかけられました。
(北海道農協労連書記長 九村慎吾)
(新聞「農民」2024.2.5付)
|