「農民」記事データベース20240129-1586-07

旬の味


 12月に農民連四国ブロック交流集会が地元徳島でありました。コロナ明けの久しぶりの開催。その時の満川暁代・農民連事務局次長の話がよかったです。「食料は本当に必要なもの。消費者が購入できる価格であるべき。だから、政府が農業者を支援することが必要なんです」。ストンと腑(ふ)に落ちました▼「もうかる農業」と言って、輸出拡大、価格転嫁、付加価値など、高く農産物を売るよう農家の自己努力が求められています。私も努力をしていますが、経営は楽ではありません▼国の農家への直接支援とはいかなるものか、補助金をもらって、農家が堕落しないの?など、疑問も感じましたが、思い出したのは新規就農支援制度です。それを活用して念願の農家に転職できた私。生活自体を支えてくれた5年の給付はありがたかったです▼実は10月の原稿執筆時は息子の農大受験に付き添っていました。合格し、農業後継者を目指している息子や若者が誇りをもって農業をし、暮らしていけるようにしたい。

(五)

(新聞「農民」2024.1.29付)
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2024年1月

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