次の世代のために農業政策の転換を願って
食料自給率向上に向け
保育園でも署名の推進
小雀(こすずめ)みどり保育園
神奈川・横浜市
理事長 本間正さん
手記
小雀みどり保育園(神奈川県横浜市)の本間正理事長から、「食料自給率向上を政府の法的義務とすることを求める請願」署名活動への思いが寄せられましたので紹介します。
山形
庄内産直センターの呼びかけに応じて
小雀みどり保育園は、1998年から山形県の庄内産直センターと、「田植え稲刈り交流会」に取り組んでいます。(取引は、1988年から)
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今年の秋に横浜の保育園の子どもたちが庄内に来て稲刈りしました |
当時は、農薬・殺虫剤を使ったお米からではなく、「赤ちゃんが初めて口にする『おも湯』を安心安全なお米で作りたい」という保育園の思いからつながりました。
毎年の交流会では、生産者の方からの苦労話や後継ぎの話等、大変な中で生産していることをお聞きします。
そんな流れで毎年、農民連の署名に取り組んでいます。
今回、保育園のバザーがあり、たくさんの卒園児の父母が署名してくれました。保育士やつながりのある方にお願いした署名は125人分になり、庄内産直センターの総会に持参しました。
今後も、庄内産直センターと取引のある神奈川の仲間の保育園に呼びかけていきます。
小雀みどり保育園に通う保護者には、直接、農家の実情をお知らせして、署名活動に取り組んでいます。たくさんの署名が集まっています。
子どもたちが、安心・安全な食事ができることはもちろんですが、次の世代が、日本のお米や農産物を安心して食べられる農業政策の転換を願っています。
自分の国の安全な農産物を享受する権利は当たり前のことと思います。
(新聞「農民」2023.12.11付)
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