米の消費拡大と農家所得向上へ
新規就農青年4人参加し実情訴え
愛媛県農民連
県農水部と懇談
米粉パンを手に県に支援要請
愛媛県農民連は11月15日、県知事あてに、農家への経営支援等の要請書を提出し、県農林水産部と1時間半懇談しました。県農水部からは、農政課長をはじめ担当職員20人ほどが対応しました。
当日は、米の消費拡大と農家所得向上をめざし、えひめ南農協が取り組んでいる、道の駅きさいや広場等でも販売している「米粉パン」を、県職員に1個ずつ試食提供。森井俊弘県連会長が「県としてもこうした取り組みをバックアップしてほしい」と訴えました。
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就農支援の充実などを訴える森井会長(右から2人目)ら |
県の中予地域の新規就農青年4人(かんきつ農家)が参加し、実情を訴えました。
国の新規就農支援(旧青年就農給付金)の予算が6割しかおりてきておらず、市への申請後も保留になるなど不安な現状や、耕作放棄が増える一方で担い手が借りられる農地探しが難しいこと、軽トラック購入が「汎用(はんよう)性がある」として補助の対象外となる場合があり、「柔軟な対応をしてほしい」と一人一人が訴えました。
県側は「市にていねいな説明を求めていく」「皆さんの声を受け止める」と答えました。
(新聞「農民」2023.12.4付)
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