輸入に頼る日本の食と農危機打開へ
現状を広く宣伝
長谷川農民連会長招いて
兵庫食健連が学習会
11月19日に兵庫食健連主催の学習会が神戸市長田区で31人の参加で開催されました。「アグロエコロジー宣言(案)と食と農の危機打開に向けて」と題して全国農民連会長・長谷川敏郎さんがお話ししました。
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食と農の危機打開に向けて学び合いました |
長谷川さんは「今、店に行けばたくさんのものがある現状で食への危機感を感じている国民はほとんどいない」と述べ、日本の食料自給率の低さとその中身、「作りたくても作れない」農業従事者の実態、農産物の生産に必要なものを輸入に頼っている現状を指摘しました。
「農産物価格が上がらないなかで、そういうことをたくさんの人に知らせていく運動が大切。学校給食の無償化運動だけでなく、国産有機の給食にする運動が大切になってきている。労働組合運動にも“食”の問題を取り入れていくことが必要である」と述べました。
参加した人からは「資料が余っていたら欲しい」「こんな学習会をもっとしていきたい」などの感想が寄せられました。
(兵庫農民連 辻本悦子)
(新聞「農民」2023.12.4付)
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