旬の味
私が生活しているところは、全国でも有数の農業地帯ですが、2010年に約8千人の農業人口が、20年は約5800人と減少しています▼現在担い手の約55%は65歳以上の高齢者、妻はJA果樹部会員の頃「会員はほとんど高齢者、若い人で50歳代が数人」と言っていました。若い人には農業に展望がないのです▼私は70代後半まで農業に従事、と思っていたのですが、60歳のとき後遺症が残る医療事故で「要介護」になり訪間リハビリ等の介護サービスを受けています。現在、サービス支給限度額の40%を利用し、1割の自己負担ですが、政府は自己負担の増額を目指しています。負担額が増えれば、サービス項目を減らすか、中止するかです。当市は人口12万人で支援、介護が必要な人が約9千人に▼これから1949年前後に生まれた私の年代が高齢者になり、支援、介護を必要とする人が増加します。公的扶助の増額は必須。国民の命(食料)を守り、一人ひとりの生活に寄り添うのが政治家の役割だと思います。 (よ)
(新聞「農民」2023.11.27付)
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[2023年11月]
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