インボイスで廃業・離農・
今すぐ中止を
廃業した農家の声を紹介
インボイス制度を考えるフリーランスの会とインボイス問題検討・超党派議員連盟が合同で11月13日、議員会館内で国税庁・公正取引委員会への要請と記者会見を行いました。農民連からは長谷川敏郎会長と藤原麻子事務局長が参加しました。
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「インボイスの運用ストップ!」と要請書を手渡しました |
報告したライターの小泉なつみさんは、取引先によるインボイス未登録事業者への一方的な取引停止や値下げが起きてから対処する政府・行政の対応を批判。制度の運用停止・中止・廃止を求めました。
公正取引委員会は9月末までに36件の業者に対し注意勧告をしていますが、10月はたったの4件にとどまっています。参加者から「困難な状況に陥っても救済がない制度はおかしい。今すぐ中止・廃止を」との声が上がりました。
会場では、困難な状況におかれ廃業を決めた農家の声を声優の甲斐田裕子さんが代読。「安全性と味を追求した作物が消える世の中でいいのですか。インボイスはお金の話ではなく国民の健康に深く関わっている」との声を紹介しました。
(新聞「農民」2023.11.27付)
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