「農民」記事データベース20231120-1578-18

旬の味


 日本は棄権。ガザ紛争の人道的休戦を求めた国連総会決議。私の暮らしている国はそういう国。わかってはいても残念でならない。各国で、老若男女が立ち上がり、ハマスにもイスラムにも休戦を呼びかける声を上げている▼一日も早く話し合いの解決をと願うのは、国籍・人種関係なく共通の思いであることに救われる思いになる。ガザ紛争もロシアとウクライナも、なぜこうなるのかよくわからない▼大国にほんろうされたりはしていないのだろうか? 世界で武器を援助して利益を上げている企業がある限り終わらないのでは…。核兵器廃絶の願いは世界中に広がっている。この声にあらがうように紛争が起きているように思えてならない▼「武器を作る企業は自然エネルギーに関連する産業に業務転換を」と願い、土を耕し種をまくだけの日々を重ねるだけでは、人として遅れをとるように思うほど、世界の動きは目まぐるしい。日本の企業は武器など支援して、殺りくに力を貸したりはしてはいないのだろうか?

(麻)

(新聞「農民」2023.11.20付)
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2023年11月

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