三重県農民連
「食と農のつどい」
会場で会員1人、読者2人拡大
消費者と交流、学校給食の要求で
生き生きした楽しい
支部活動を交流
三重県農民連は基本法見直しに対する農民連の提言学習会と、県内各支部の実践を報告する「みえ食と農のつどい」を10月23日、松阪市で開催しました。
新聞折り込みで初めて農民連の学習会に参加した方も含め、会場はいすを何度も増やして36人が参加し大盛況でした。
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参加者でいっぱいの会場 |
基本法提言パンフを使った学習を農民連本部の藤原麻子事務局長が行い、会場からは、「松阪も給食無償化と地場産の有機食材を使った給食にしたいが、自治体の農家支援が遅れているた生産者を増やすために何ができるのだろうか」という悩みや、「東日本大震災後、福島から避難し、いま息子と農業をやっている」という女性は「いつもSNSで農民連が発信していることをみて、今日初めてつどいに参加した。原発のこと、農業のことで励まされている」と感想を発言しました。
伊賀支部の奥沢重久副会長は、営農組合を作り、米粉、菜種、黒にんにくなど加工に取り組む実践の中で地域の輪が広がっていることを紹介。「うちらが百姓をやっていくことがSDGsやな!」と今週末には、ジビエカレーでイベントを行うことを報告。
伊勢支部の中西実子さんは「35年前、生産者と消費者が手をつなぎ、安全安心な食料は日本の大地からと、新婦人産直が始まると同時に伊勢支部を立ち上げた」と話し、消費者との交流会を継続していることや、このつながりの中で、新日本婦人の会と農民連で「県産小麦のパンを学校給食に」と伊勢市教育委員会や議会に申し入れたことを報告しました。
さらに「学習が大事だと、来月には学習会も予定している」と述べ、「農民連に入って本当に楽しい活動ができています」と発言しました。
最後に藤原事務局長が、「ぜひ皆さんも農民連で一緒に活動しましょう。また支えるための読者にもなってください」と訴え、会員1人、読者2人が増えました。
(新聞「農民」2023.11.13付)
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