農民連食品分析センター
検査費用価格改定のお知らせ
食の安全守る砦(とりで)として
引き続きがんばります
=今年いっぱいは現行価格で=
農民連食品分析センターはこの間、多くの研究者や食の安全を探求する団体の協力を得て水や尿に含まれるグリホサートやネオニコチノイド系農薬の分析技術を開発してきました。
2021年には、「アクト・ビヨンド・トラスト」の助成事業を受け、農民連女性部の協力で検査業界では史上初の集団での尿検査を実施し大きな注目を集めました。「ネオニコフリー米」の取り組みの広がりによる検査の増加や、産直産地として安全性を担保するために組織的に検査に取り組む組織もあるなど、分析センターへの注目は年々高まっています。
そうした中、異常な「円安」で電気代が大幅に上昇し、輸入品が多い分析試薬や消耗品も高騰し、分析センターの経営を直撃しています。そのため、大変、心苦しいのでが、分析料金を別表のように値上げせざるをえなくなりました。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。
この機会に検査の定期化を組織的に話し合ってみてはどうでしょうか。大阪のあるお米屋さんは、販売するお米の検査を産地ごとに分析センターに依頼しています。
こうした要望を持つ消費者団体や卸業者、お米屋さんなどに「うちの産地は検査をしています」とアピールすることは、米や農産物への信頼を広げることになるのではないでしょうか。
23年12月末までの検査費用は、現行のままとし、値上げは2024年1月1日からとします。
一般社団法人農民連食品分析センター 理事会
(新聞「農民」2023.11.6付)
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