福島原発ALPS処理水
海洋放出強行するな
緊急署名にご協力下さい
政府は、強い反対世論に背を向け、8月下旬にも福島第一原発のALPS処理水の海洋放出を開始しようとしています。ふくしま復興共同センターと原発をなくす全国連絡会が呼びかけ団体になり、「漁業者との約束を守り、福島県民・国民合意のないALPS(アルプス)処理水の海洋放出は強行しないことを求める緊急要請署名」に取り組んでいます。8月末に署名を提出予定です。
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福島第一原発の貯蔵タンク(資源・エネルギー庁ホームページから) |
併せて、オンライン署名も呼びかけています。
全国からの支援をよろしくお願いいたします。
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要請趣旨
政府はALPS処理水の海洋放出を強行しようとしています。しかし、「夏ごろ」とする海洋放出の開始時期が近づくにつれ、あらためて強い不安や反対の声が、福島県内でも全国でも広がっています。
いま考えなければならないことは、本当にこのまま強行してよいのかということです。全漁連、福島県漁連はじめ漁業者のみなさんは反対の立場を続けています。「福島県の漁業は壊滅する」「後継者がいなくなる」と強い不安を訴えています。「関係者の理解なしに、いかなる処分も行わない」という漁業者との約束を破ることは絶対に許されません。また世論調査では9割近くの国民が「風評被害は起きる」と答えています。全国知事会も「国内外の理解は十分でなく、新たな風評被害が生じる懸念がある」との認識を示しました。この状況で強行すれば、被災地での12年余の復興の努力が台無しになりかねません。
政府が強調する国民的理解は得られておらず、このような状況のもとで、海洋放出は強行すべきではありません。専門家が提案する「広域遮水壁」や「集水井・水抜きボーリング」の技術で、汚染水の発生を抑え、陸上保管を継続しながら、海洋放出以外の処分方法について、国の責任で検討すべきです。
ALPS処理水の海洋放出にかかわり、以下の事項を求めます。
要請項目
(1)国と東京電力は「関係者の理解なしにいかなる処分も行わない」という漁業者との約束を守ること。
(2)福島県民、国民の合意のない海洋放出は強行しないこと。
※オンライン署名
https://chng.it/fTQg6BFHyg
(新聞「農民」2023.8.28付)
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