「農民」記事データベース20230828-1566-02

北海道

小麦の収穫真っ最中

例年より1週間早く


肥料など経費が高騰 交付金は削減
国は本腰入れて国産小麦の増産を

 北海道内各地で昨年9月に種をまいた秋小麦の収穫が、6月下旬から暑い日がつづき例年より1週間くらい早く始まりました。

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コンバインで小麦を収穫します(岩見沢市)

 秋小麦は、うどんの原料に適した北海道で最も多く作られている「きたほなみ」、パンの原料に適した「ゆめちから」「キタノカオリ」などの品種があります。秋小麦の収穫が終わると、春小麦の収穫が始まります。

 口シアのウクライナ侵略などの影響で輸入小麦の値段が大幅に値上がりし、国民生活に影響を及ぼしています。小麦でつくったお菓子などが値上がりし、「輸入に頼らず国産小麦を増やすべき」の世論が広がりましたが、国は本腰を入れて国産小麦を増やす対策をとりません。小麦の自給率はわずか15%です。

 逆に小麦の交付金が減らされ、肥料などの値上がりで「経費が増えても逆に収入は減る」と農家は大変困っています。

(北海道農民連ニュースから)

(新聞「農民」2023.8.28付)
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2023年8月

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