「農民」記事データベース20230807-1564-10

大阪農民連に新規加入

茨木市の有機農家・就農3年目
牧田俊克さん(47)


有機農家の活動を活性化させたい

 牧田俊克さんが農民連に加入したきっかけは、消費者団体の協議会で農民連の辻本祥子さんと笠井亮さんと出会って、肥料高騰対策の相談にのってもらったことです。

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都市農業でがんばる牧田さん

 就農3年目で、ナス、オクラ、ミニパプリカ、ミニトマトなどいろんな野菜を有機で生産しています。40歳を過ぎ、これからの自分の人生を考えたとき、小学生の頃に行った林間学校で食べた農家のおいしい野菜のことを思い出しました。

 そこから週末開講している農業学校を見つけ、「これなら仕事を辞めなくても学べるし、いつか役に立てばいいかなぁ」という軽い気持ちで申し込み、1年間圃(ほ)場実習や座学などいろいろ学びました。

 でも、農業は自分が想像していた以上に、体力の必要な仕事であると痛感。「定年後じゃ、今より体力も落ちているだろうし、これはすぐにでも」と決意。大阪府の準農家制度を活用して就農しました。

 自分の考えた通り栽培できて、お客さんにおいしかったよと言ってもらえたときが、やりがいや楽しさを感じます。

 化学農薬を使用しない、有機的栽培のため、病害虫にやられ出荷ができず、野菜を破棄しなければならないときが、一番の苦労です。

 これからの展望は、「農園として、栽培技術の向上と経営を安定させること、継続して農業を営んでいくこと。地域では、新しく有機栽培に取り組む農家を増やし、有機のグループとしての活動を活性化していきたい」と意欲満々です。

 圃場見学の後、牧田さんの声かけで協議会参加の生産者を訪問。大阪農民連としてもこの地域で出荷者が増えるよう、ともにがんばりたいです。

(大阪府連ニュースから)

(新聞「農民」2023.8.7付)
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2023年8月

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