旬の味
7月上旬に地元の小学6年生による田植え授業を行いました。毎年、6年生は総合授業でトキについて学びます。なぜトキは絶滅したのかを知ることで、環境問題など食の安全を考えます▼私が田植えから稲刈りまでをお世話することになったのも、無農薬・無化学肥料で米づくりをしているからでした。今年で3年目になり、もっと生徒たちが意欲的に心こもる授業にしたいと思い、育苗ポットに自分たちで種もみを播種(はしゅ)するところから始めてみました▼学校でうまく育てることができれば、来年度から、収穫した稲から種もみをとり、播種、育苗、田植え、収穫、食べる、の流れになり、5年生へ引き継ぐことを繰り返していくことで、生徒たちに目標が生まれ、守るという気持ちが芽生えてくれればよいなと思っています▼育てる稲は、地元希少品種のモチ米にしました。そこにも、引き継ぎ、守るという意味があります。まだ、田植えをしたばかりですが、未来へつながるように、私もがんばらなければと思っています。 (聡)
(新聞「農民」2023.7.31付)
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[2023年7月]
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