柿畑・ハウス・農機具が一面泥に埋まる九州北部豪雨災害佐賀県 福岡県 大分県
長谷川会長が現地入り
7月10日に九州北部で発生した線状降水帯による豪雨災害で福岡県、佐賀県、大分県の各地で甚大な被害が出ました。農民連の長谷川敏郎会長は15日から17日にかけて現地入り。15日は福岡県農民連の藤嶋嘉子事務局長に農民連本部からの見舞金を渡し、みのう農民組合の坂本恵子事務局員らと被災した会員農家を訪れ、調査・激励しました。 |
井上さんの自宅前の災害現場(右から永太郎さん、直美さん、坂本さん、長谷川会長) |
「いまはまず土砂の搬出道路の確保が最優先。ハウス内の泥や溝は手が付けられない」と永太郎さん。土砂が押し寄せた3棟のハウスには農業機械やブルーベリーの苗木がありましたが、トップカー(運搬車)などの機械はほぼ埋まり使用不能に、1メートルほどに育った苗木も30センチメートル以上埋まりました。「今年もおいしいブルーベリーができた、と井上さんから届けてもらった直後の災害だった」と坂本事務局員。
長谷川会長は「県連に情報や要望を届けてほしい。本部としても現場の声を持って農水省に要請に行く。暑いので体に無理せず、再建に向けて頑張ってほしい」と激励しました。藤嶋事務局長も「県連として現場の要望をまとめたい」と応えました。
調査中も断続的に激しい雨が降り、別の会員農家へ向かう際には避難指示が出され、訪問を断念しました。
中津市山国町の集落で被災者から話を聞く長谷川会長ら(ヘルメットをかぶる後ろ姿が三上事務局長) |
17日は大分県中津市で被害が大きかった山国川沿いを大分県農民連の三上英範事務局長と調査しました。
今回の調査を終えて長谷川会長は「九州だけでなく、全国で豪雨災害が多発している。被災した農家が営農をあきらめず、大事な農地を将来世代に残していくために全国連、県連と連携して頑張りましょう。待っていたら自治体は動かないので、要請行動もとても重要になる」と話しました。
見舞金を受け取る玉麻組合長(右から2人目)と佐藤隆信県連会長(その左) |
23年夏豪雨災害支援募金にご協力を |
▼振込口座 ゆうちょ銀行 総合口座 記号 10030 口座番号 61671711 名義人 農民連災害対策本部 ▼ゆうちょ銀行以外から振り込む場合 店名 008 普通6167171 名義人 農民連災害対策本部 |
[2023年7月]
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