山形 庄内産直センター
精米工場の見学とお米の学習会
新婦人との学習交流
5年ぶり開催
山形県の庄内農民連は7月4日、日頃からお米の産直でつながりのある新日本婦人の会鶴岡支部の皆さんと、5年ぶりのお米の学習交流会を開催しました。
産直センターの精米工場では、職員の羽根田貴史さんが実際に玄米を投入して精米・加工し、袋詰めして商品になるまでの一連の作業を実演。その過程で、石抜き機や小米選別機、色彩選別機など様々な機器を通り、石などの異物やカメムシによる被害粒や乳白米など品質の悪いものを除去されていることを丁寧に説明しました。
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ライスセンターで一連の作業の流れに耳を傾ける参加者 |
参加した方からは「産直のお米を食べていて石をかじったことがないのは、こういう色んな機械を通ってくるからなのね」と感心した声がもれていました。また、「糠(ぬか)がどげしてんだ?」などの質問には、「春は肥料に、それ以外の期間は主に米油の原材料として出荷しています。お米は無駄がなく利用しています」と紹介するなど様々な質疑が活発に出ていました。
工場見学後には、産直センターの小林隆範組合長理事から、減農薬やネオニコフリーの取り組みを紹介し、産直米として届けているお米について改めて知ってもらう学習交流を行いました。
「はじめてネオニコチノイド農薬の話を聞いた」「毎日食べるお米だけでも農薬の少ないものを食べたい」「小組などの仲間にもっと産直のことを紹介しよう」など参加者から感想が寄せられました。学習交流会を通して、自分たちの取り組みを知ってもらうということが産直運動の力になると改めて感じました。
(新聞「農民」2023.7.24付)
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