奈良県農民連
税金対策部員養成講座がスタート
「経営丸ごと」話し合える
農民連の活動の土台に
農家みんなで税金の知識をつけたい
奈良県農民連主催の税金対策部員養成講座が7月5日の1回目を皮切りに、12回の連続講座(12月まで、2週間に1回)としてスタートしました。テキストは本部税対部が発行した『テキストと解答集(改訂版)』、『税金対策の手引き』を使用します。
来年春の大運動に向けて 出足早く
新人4人のデビューが楽しみ
今年の受講者は4人、このうち2回目の受講者は2人です。1回目の講座は「農民連はなぜ税金に取り組むのか」をテーマに水井康介県連事務局長ほか3人の経験者も参加し、合わせて8人で懇談形式で行いました。
経験者からは「農家が苦労して書いた税金ノートには、その人の経営や生活の悩み・要求が丸ごと詰め込まれ、家族全部が見えてくる」、「税金なんでも勉強会に初めて訪れる農家は、いろんな背景があり、何かを求めてきている。加入に至らなくても1回で終わらず粘り強く対話していく」など農家との信頼関係づくりが強調されました。
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みんなで学び合いました |
初めて受講したHさんは「個人事業をやっていた実家で、父が税金の知識もないまま税務署に入られた。農家みんなが知識をつけて、申告できるように関わりたい」と語り、産直センター事務局の林大輔さんからは「産直出荷のかかわりだけでなく、経営丸ごと話し合える付き合いをしていきたい」など意見が出されました。来春デビューする4人の新人対策部員の活躍が楽しみです。
(奈良県農民連 竹島茂直)
(新聞「農民」2023.7.24付)
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