「農民」記事データベース20230724-1562-02

住宅・農地に甚大被害

九州北部
今年も記録的豪雨

長谷川会長
調査と激励に現地入り

関連/23年夏豪雨災害支援募金にご協力を


福岡 佐賀でも

 7月10日、九州北部を記録的豪雨が襲いました。線状降水帯が発生し、福岡、大分、佐賀県などで河川の増水による浸水や土砂災害が発生し、行方不明者や死者が出るなど大きな被害が出ています。

 被害状況を福岡県うきは市・みのう農民組合の坂本恵子さんに聞きました。

 うきは市では10日以前から雨が降り続き、とくに9日夜から10日の午前中にかけて線状降水帯による激しい雨が降りました。周りの山の上から水が噴きだし、山肌のいたるところが川となって流れ、樹木や泥が一緒になって集落まで流れてきました。

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ハウスに流れ込んだ土砂に埋もれた農業機械を確認する長谷川会長(うきは市)

 また、うきは市の中心部にある福岡県農民連事務所も30〜50センチも浸水し、ファクス複合機や電話、エアコンなどが故障。泥も入り込み、電話とインターネット回線はいまだに復旧していない状況です。

 久留米市田主丸(たぬしまる)でも大規模な土砂災害や浸水被害が発生。ある組合員宅では、自宅は床下浸水だったものの、敷地内に泥がたまり、その上を水が流れています。農業用倉庫にも泥水が入り込み、農業用機械や車が冠水。柿畑にも水と泥が流入しています。育苗とブドウのハウスも被害を受け、収穫目前のブドウは多量の水分で実の破裂や脱粒が懸念されるほか、根腐れが起こる可能性もあります。

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山から流れ込んだ流木と土砂が大量に残る庭(久留米市)

 本人は避難所にいて命に別状はありませんが、いまだに水が敷地内を流れ続けており、被害の確認もできない状況です。

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土砂が流入した唐津市の農業用ハウス(写真提供 佐賀県農民連の井上祐輔さん)


23年夏豪雨災害支援募金にご協力を
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 店名  008 普通6167171
 名義人 農民連災害対策本部

(新聞「農民」2023.7.24付)
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2023年7月

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