旬の味
ルバーブという野菜を20年以上前から作っています。夏前の今が旬ですが、主にジャムの材料です。外見からは想像できませんが簡単に爽やかな酸味のジャムになります▼北欧ではポピュラーで、パイの材料にも。調理が簡単なので、ハマる方が多いです。栽培のきっかけは好奇心から。現代は食べ物の情報が多すぎて逆に好奇心がわかない状況も▼他方、冷静に見てみると、この豊かな状況は見せかけで食料危機が迫っている現状や、食料をめぐる格差にも深刻な状況があります▼地元でも「子ども食堂」が定期的に有志により開設され利用者も多く、私も旬の野菜や米を提供しています。本来、行政が現状をしっかり把握し、積極的に支援すべきです▼さらに気になるのはフードテックによる食品が出回り始めそうなこと、放射線育種米栽培が押し付けられそうなこと、遺伝子操作農作物栽培の認可など食と農をめぐる状況は大きな転換点を迎えていると感じます。足を地につけ、しっかり判断していかなくては。 (克)
(新聞「農民」2023.7.17付)
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[2023年7月]
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