大阪都市農業研究会
=総会と研究会開催=
都市農業の担い手の
確保・育成に努力
都市農業と有機農業を考える
大阪都市農業研究会は6月4日、2023年度総会と定例研究会を開催しました。総会には10人が会場に、4人がリモートでそれぞれ参加しました。
総会では、22年度のまとめと23年度の活動計画を論議。今年度は大阪農業全体を視野に置きつつ都市農業の安定的継続のための基本方向についての研究を深めることをベースに、(1)市町村レベルでの「基本計画」(地方計画)の策定に関する調査研究、(2)特定生産緑地を軸にした都市農地の保全と活用対策に関する調査研究、(3)都市農業の多様な担い手の確保・育成に関する調査研究――の3点を重点にした方針を決定しました。
その他に、同じ関心を持つ会員によるミニ研究会の開催を検討し、会員は50人規模をめざし、現会員と新規会員が親交を深めるような場を設け、若手会員の確保にも注力することとしました。23年度役員を選出し、代表幹事に橋本卓爾さん(和歌山大学名誉教授)が選ばれました。
定例総会の後開催された研究会では、摂南大学農学部食農ビジネス学科教員の中塚華奈さんが「都市農業と有機農業を考える」をテーマに講演しました。
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講演する中塚さん |
中塚さんは、大学時代の有機農業との出会いから阪神大震災での近隣農村からの支援を受けた経験、出産、子育てを経てママ友との出会い、食育ママサポート活動などを通して都市農業と有機農業との親和性、都市農業者と都市住民との共同の取り組みなどについて語りました。
(「大阪府連ニュース」から)
(新聞「農民」2023.7.3付)
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