オーガニック給食を全国に
実現する議員連盟設立
超党派で全国に広げる
超党派による国会議員有志は6月15日、国会内で「オーガニック(有機)給食を全国に実現する議員連盟」の設立総会を開きました。
全国の小・中学校でオーガニック給食を広め、併せて有機農業を全国に展開して、子どもの健康に配慮した食材を提供しようというもの。入会議員35人で発足しました。
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超党派の国会議員が集まりました |
共同代表の坂本哲志衆院議員(自民党)と川田龍平参院議員(立憲民主党)があいさつ。坂本氏は、「各所から意見を聞き、方針を打ち出して政府に強く政策展開を求めていきたい」と述べ、川田氏は「子どもたちの健康を守るためにも無償化と同時に進めていきたい」と語りました。
藤木眞也・農林水産大臣政務官も参加し、「オーガニック給食が全国で展開できるようがんばっていきたい」とあいさつしました。
6月2日に設立された「全国オーガニック給食協議会」からも役員らが出席。参加した国会議員は、同協議会代表理事の太田洋氏(千葉県いすみ市長)からヒアリングを行い、小中学校の給食で100%オーガニック化を実現している、いすみ市では、オーガニック米を学校給食用に1俵(60キロ)2万円で生産者から買い取り、差額を市で補てんしていることなどを聞き取り、多くの質問を寄せました。
同協議会副代表の下山久信氏(NPO法人全国有機農業推進協議会理事長)は「オーガニック給食を新『食料・農業・農村基本法』に位置づけてほしい」と訴えました。
最後に、副代表の舟山康江参院議員(国民民主党)が「超党派で立ち上げ、同じ方向をめざすことに大きな意義がある」と閉会あいさつを行いました。
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就任した議連の役員は次の通り。
▽顧問=塩谷立(衆・自民)、長妻昭(衆・立憲)
▽共同代表=坂本哲志(衆・自民)、川田龍平(参・立憲)
▽副代表=宮下一郎(衆・自民)、稲津久(衆・公明党)、金子恵美(衆・立憲)、池畑浩太朗(衆・日本維新の会)、舟山康江(参・国民)、田村貴昭(衆・日本共産党)、たがや亮(衆・れいわ新選組)
▽事務局長=小山展弘(衆・立憲)
▽事務局次長=山田勝彦(衆・立憲)
※衆は衆院議員、参は参院議員
(新聞「農民」2023.7.3付)
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