「農民」記事データベース20230626-1558-10

新婦人と産直企画「梅たたき」

山梨県笛吹市


土が潤滑油に
人と人が緩やかに

 「天気はどうかなあ」「小雨なら決行にする」となんやかんやと天気を気にしながらの当日は晴れ。午前10時前には農家さんが梅たたきの準備をしてくださり、新日本婦人の会による3年前からの産直企画「梅たたき」が5月6日、山梨県笛吹市で始まりました。子どもから年配者まで20人程が参加しました。

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みんなで記念撮影

 放置された梅の木を再生して

 参加者は、梅たたきに夢中で、竹の棒で落とした梅を網の袋の中に入れていくことを忘れてしまいます。農家さんは優しく、「みんな落とした梅は持って行っていいよ」と言います。

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子どもたちも一生懸命に梅拾い

 甲州小梅は中国産が輸入される前は、さくらんぼ同様青いダイヤとも言われた作物でした。年々生産農家も減ってしまい、梅の木もズ〜と放置されたままでしたが、梅たたきをするならと手入れをしてくださっています。

 新婦人との産直企画は、5月に梅たたき、6月は大豆、ジャガイモ掘り、7月はトウモロコシとり、8月は枝豆の収穫祭、10月はサツマイモ掘り、12月は夏みかんと子どもたちもおとなもとても楽しんで参加しています。

 自然の中で自由に土に触れることが少ない昨今ですが、土が潤滑油になって人と人とが緩やかになっていいな〜。

(山梨県農民連谷口和美)

(新聞「農民」2023.6.26付)
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2023年6月

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