資材高騰のなか生産に
奮闘する発言に拍手
埼玉農民連女性部
県母親大会に参加
自家産米を与えた平飼い卵も好評
埼玉農民連女性部と、農民連春日部支部は6月3日、春日部市で開催された埼玉県母親大会に参加しました。
全体会では、加須市の畑作農家の高橋文子さんが発言しました。煖エさんの農場では昨年6月の雹(ひょう)害で、ミニトマトを栽培していた農業ハウスが被災し、3千万円の損害が出たことを報告し、「世界的な食料危機の影響を受けて、いま肥料・飼料と農業資材が2倍以上の大幅値上げとなっています。ところが農産物価格は安いままで、生業(なりわい)としての農業が続けられない状況です。ぜひとも国産の農産物を食べていただき、自給率を向上させましょう」と訴えました。
また会場では、農民連会員の作った農産物を販売。
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県内産の新鮮な野菜は、来場者にも好評でした |
春日部支部からは化学肥料を使わないGP農法という土づくりからこだわった農法で作った野菜を販売しました。また女性部役員で野菜や米、養鶏農家の浅子紀子さんは、飼料高騰の中、自家栽培の米を飼料に育てた平飼いの卵などを販売。農民連会員でもある加須市の酒米生産者のお米「五百万石」を使った純米吟醸酒も並び、好評を博しました。
(埼玉農民連 伊澤潔美)
(新聞「農民」2023.6.26付)
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