「農民」記事データベース20230626-1558-05

農のこころ

丸山美沙夫


 もうなにも映らぬ青田となっている

              田中弥生子

 『みすゞ』誌から。田植えが終えた広がりは、まだ植田の水面には周りの景が映り、水面の光と早苗のコントラストな景の美しさであった。それが数日の間に育つ稲はもう青田らしくなっていく。この稲の育ちに作者は感動して詠む。生育する稲と農家の思いが込められている。無事に梅雨の風水害をのり越えたい時だ。

(新聞「農民」2023.6.26付)
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2023年6月

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