楽しく仲よく元気よく
4年ぶり
田植え交流会
旧京北町 農民連と新婦人
好天に恵まれ220人参加
京都
コロナ禍でフル開催できなかった(昨年は午前中、田植えのみ)京都農民連と新日本婦人の会府本部との田植え交流会が5月21日、4年ぶりに京都市右京区(旧京北町)にある「交流田」で開催されました。
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「交流田」横のメイン会場には参加者続々 |
産直運動のさらなる前進を
まだ、コロナの影響も考慮して、規模を縮小しての開催でしたが、たくさんの子どもたちを含め、新婦人の会員さんと生産者など220人が参加。初夏の日差しを浴びながら、1日を満喫しました。
開会のあいさつに立った農民連の上柿直一会長は、コロナ禍やウクライナへのロシアの侵攻でエネルギーや食料・飼料・肥料価格が高騰してきていること、畜産・酪農が危機的状況にあることなどに触れ、食料と農業の危機突破のために、新婦人と農民連の産直運動のさらなる前進を訴えました。
体験プログラム楽しみながら
午前中は「慈眼寺へ行こう」「自然観察・川遊び」「消費者と生産者の意見交換会」「キャンドルづくり」などの体験プログラムを楽しみました。
メイン会場には単組やブロック、新婦人のテントが並び、丹後のバラ寿司(ずし)や綾部の山菜ごはん、京北山国さきがけセンターの弁当、美山の天ぷら、新婦人のサンドイッチなどに舌鼓。餅つきも行われました。
掛け声合わせ一列一列植えて
午後はいよいよメインイベントの田植えです。生産者から苗のつまみ方や植え付け方の説明を受けた後、80人が2チームに分かれてはだしで田んぼへ。最初は恐る恐る泥の中に足を入れていた子どもたちも、すぐに体中泥だらけ。泥の中を泳いでいる子どもも。
一列に並んでひもについた目印に沿って植え付けていきます。「植えたら一歩下がって立ち上がって」の掛け声に合わせて一列一列。田植え交流会も31回目となり、みなさんスムーズに作業が進みます。「もっと植えたい!」「なぜ3本ずつしか植えないの?」「いつ頃お米になるの?」など体験を通じて農業への“関心”が子どもたちに芽生えていました。1時間足らずで田植えが終了。
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一列に並んでみんなで植え付け |
閉会式には新婦人府本部の魚山栄子会長があいさつし、新婦人の会員さんが増えたことが紹介されました。京北農民組合のみなさんには田んぼの準備から会場の段取りなどお世話になったお礼を述べ、秋の稲刈り交流会での再会を期して田植え交流会を終えました。
(「農民」京都版から)
(新聞「農民」2023.6.19付)
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