山形 鶴岡市
学校給食の無償化
9月まで延長
市議会 全会一致で可決
食健連の運動が行政を動かした!
山形県の鶴岡市議会は4月27日の臨時議会で、学校給食費を4月から9月まで無償化することを盛り込んだ一般会計補正予算を全会一致で可決しました。
鶴岡市では昨年11月から今年3月までの期間限定で学校給食費を無償化していましたが、庄内農民連も参加する「国民の食糧と健康を守る運動田川地区連絡会(田川食健連)」はこれを継続することを求めて署名活動を行い、3月27日に4632人分の署名を市に提出していました。
|
市長(右から2人目)に署名を手渡しました=3月27日 |
署名提出時、皆川治市長は前向きに検討すると述べていましたが、国から物価高騰対策の交付金が出ることになったことから、学校給食無償化の補正予算案を提案し、可決されました。
今回の無償化延長について、田川食健連の小林隆範事務局長(庄内農民連会長)は「署名は鶴岡市へ提出後も集まり、5000人分近くまでになりました。それだけ学校給食の無償化を願う声が多く、運動を通して行政を動かした要因になっていると思います。引き続き恒久的な無償化を求めて運動を継続していきます」と、恒久無償化実現に向けての決意を語りました。
(山形・庄内農民連ニュースから)
(新聞「農民」2023.6.12付)
|