家族農林漁業
プラットフォーム・ジャパン
第6回総会開く
永続可能な社会に向けて
青年とジェンダーの視点交えて討論
家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)は5月28日、オンラインで第6回総会を開きました。
第1部は「家族農林漁業が大切にされる永続可能な社会に向けて」をテーマにパネルディスカッションを行い、古賀瑞さん(青年環境NGO・Climate Youth Japan代表、東京農工大学農学部3年)、青木美紗さん(奈良女子大学准教授)、杵塚歩さん(静岡県藤枝市の有機栽培お茶農家)、斎藤博嗣さん(FFPJ常務理事、自然農法実践者)、池上甲一さん(FFPJ常務理事、近畿大学名誉教授)が討論。3月17日にFFPJが発表した国連「家族農業の10年」国内行動計画(案)を道標にしながら、家族農林漁業が大切にされる永続可能な日本の未来社会に向けた考えや取り組みを交流しました。
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第1部では持続可能な社会に向けて討論しました |
第2部では通常総会が開催され、活動報告・活動計画、決算・予算、役員選出等が行われました。活動報告の中で、23年3月17日には国連「家族農業の10年」国内行動計画(案)と食料・農業・農村基本法改正への提言を発表し、国会議員会館内でシンポジウムを行うと同時に、政府との意見交換を行ったこと、FAO(国連食糧農業機関)をはじめとする国連機関に国内行動計画案を手渡し、政策対話を再開したことなどが報告されました。
活動計画では、世界農村フォーラム(WRF)の世界会議(24年3月、スペイン)に招待され、代表派遣を目指すことも提案されました。
役員は、代表に村上真平氏(全国愛農会前会長)を再任。副代表に、久保田裕子さん(日本有機農業研究会理事)を新任し、上垣喜寛さん(自伐型林業推進協議会事務局長)、二平章さん(全国沿岸漁民連絡協議会事務局長)を再任しました。吉川利明・農民連前事務局長が理事を退任し、代わりに岡崎衆史・農民連事務局次長が就任しました。事務局は引き続き農民連が担います。
(新聞「農民」2023.6.12付)
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